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今市隆二さん(三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)WEB限定インタビュー【前編】

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2019.10.30

三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE(以下、三代目JSB)の今市隆二さんが、今年11月8日に劇場公開となる『その瞬間、僕は泣きたくなった−CINEMA FIGHTERS project−』で俳優デビュー。グループでメインヴォーカルを務める一方で、昨年8月には自身初となるソロツアーも成功させ、活躍の場を広げている今市さんにスペシャルインタビューを実施しました。初主演となる映画やソロでの活動をはじめ、10月30日にリリースされるニューシングル『RILY』についても大いに語ってくれた今市さん。前編では初主演となった映画の撮影現場での様子や、お芝居への思いについて語っていただきます!

 

——————今回今市さんが初めての演技に挑戦した『CINEMA FIGHTERS project』は、EXILEのHIROさんがエグゼグティブプロデューサーとして参加し、ショートショートフィルムフェスティバル&アジア代表を務める俳優の別所哲也さんが企画・プロデュース。そして作詞家の小竹正人さんの歌詞の世界観を映像化するという、詩と音楽、映像をひとつに融合したプロジェクトということですが。

今市:僕が参加したのはプロジェクトの第3弾の『その瞬間、僕は泣きたくなった−CINEMA FIGHTERS project−』という作品で、5名の監督を迎え、メインキャストをLDHメンバーが演じるオムニバス形式の映画になっています。今回は5つのショートフィルムで構成されていて、僕はその中の松永大司監督作品『On The Way』で主演と主題歌を担当させてもらいました。

ジャケット、シャツ、パンツ、アクセサリー/すべて本人私物

——————拝見しました。メキシコ移民のサポートをするNPO法人に母の代わりで手伝いにやってきた、今市さん演じる健太が移民に触れ成長していくストーリーを描いていますが、まず舞台がメキシコなことに驚きました。今市さんが歌う主題歌の『Church by the sea』から着想を得た映画とのことですが、舞台がメキシコと知ったとき、どう思いましたか?

今市:僕も最初かなりびっくりしましたね。多分LAだろうな、なんて勝手にイメージしていたんですけど、予想を裏切られました。でも松永監督がご自身でロケハンして、楽曲のイメージとバッチリ合ったみたいで「すごくパワーのある土地だよ」と言ってくれて。「メキシコで撮りたい」という監督の強い思いが伝わりました。

——————メキシコを選んだ理由は聞いていますか?

今市:HIROさんの中で「今市隆二」が普段見せない顔とか、必死な表情を撮ってほしいという思いがあったみたいで、それが監督に伝わったみたいです。行ったことのない土地であるメキシコに放り込んでみたい、というのが狙いだったのかなと思います。

——————確かに今まで見たことのない今市さんを見ることができました。メキシコは初めてということですが、訪れてみていかがでしたか?

今市:映画で出てくる移民の人たちに実際会ったり、観光向きじゃないローカルなところにも行って。松永監督の言っていた通り、本当に土地にパワーがあって。人間の生きる力みたいなものを肌で感じることができましたね。

——————今回タッグを組んだ松永大司監督と言えば『トイレのピエタ』が代表作ですよね。結構厳しい監督という噂を聞いたことがあるんですが……。

今市:そうですね、松永監督とはメキシコでの撮影前に2回食事に行って、仕事からプライベートの話までしっかりコミュニケーションを取れていたので、撮影に入る前にかなりいい信頼関係を築けていました。自分的には初めてのお芝居だったので、演技レッスンを受けてから臨みたいなと思って監督に聞いたら「全く何もせずに来てくれ」と言われたんですよ。「素の今市隆二を撮りたい」と言ってくれたので、本当に事前に何も特別なことをせずに現場に行きました。

——————突然現場に飛び込むことに不安はありませんでしたか?

今市:監督を信頼していたので。でも何もしないでいいんだと受け入れながらも、撮影が近づくにつれて本当に大丈夫かなって(笑)。でも撮影前夜にホテルの一室で、相方のダニエル役であるパコ・ニコラス(以下、パコ)と、松永監督の3人でセリフ確認をしたときに、監督の作品にかける思いを改めてしっかり聞かせてもらえて。僕とパコにしか伝えてないような思いも聞けたので、撮影は「この人についていこう」という気持ちで臨めました。僕が「昔ニッカポッカはいて職人してたんですよね」なんて話をしたら、健太の衣装にニッカポッカを取り入れてくれたりとか、演者である僕たちのパーソナルな部分を作品に絶対入れたいというこだわりもあって、寄り添ってくれる姿勢も素敵だなと思いました。ただ、初日はかなりきつかったです(笑)。

——————結構NGも多かったですか?

今市:最初のシーンだけで20テイクくらい撮り直して。セリフもそんな長くなかったのに、松永監督に「かっこつけんな」「地に足つけろ!」とか言われながら。

——————アーティストとしてカメラの前に立つ時とはまた違いますもんね。

今市:そうなんです。僕も普段の癖で、カメラを向けられるとアーティストのスイッチが入ってしまって。監督もその壁を取っ払って「素の今市隆二」を引き出す作業が大変だったと思うし、僕自身もかなり苦労しました。自分的には素を出して演じてるつもりなんですけど、なかなかうまくいかなかったですね。

——————実際に完成した作品を観たときいかがでしたか?

今市:僕が担当した主題歌『Church by the sea』はすでに完成していたので、自分の中でイメージが固まっていたんですけど、映像の最後に流れたときに全く違ったものに聴こえました。映像と音楽が組み合わさることで、こんなにも化学反応が起きるんだなって。改めて、詩、音楽、映像をひとつに融合するという『CINEMA FIGHTERS project』の面白さを感じることができました。

——————なるほど。3つのピースがカチッとはまる感覚を実感できた瞬間だったんですね。

今市:ですね。撮影を終えて帰りの空港で曲を聴いたときは、ちょっとウルッときました。メキシコでの撮影は松永監督を筆頭に、監督の作品を愛する人たちが集まったファミリーのような最高のチームで、本当に充実していて。仲良くしてたパコは23歳で僕は33歳なんですけど、新しく友達ができたのも嬉しかったですし。撮りきったという達成感とまだ終わりたくないっていう寂しさもあり、いろんな感情のまま聴いたらグッとくるものがありました。

——————素晴らしいデビュー作になりましたね!今市さん以外の三代目のメンバーは皆さんすでに俳優デビューされていますが、今回今市さんが演技に挑戦しようと思ったきっかけはなんですか?

今市:もともとアーティストとして歌だけでやってきたんですけど、去年ソロ活動を活発に行う中で、海外のクリエーターとMVを6本撮ったりとお仕事をする機会がたくさんあって。そこで視野が広がったというか。海外って「歌うこと」と「演技をすること」に垣根がないんですよね。

——————確かに日本は昔から役者は役者、歌手は歌手という暗黙の住み分けがありますね。

今市:ですよね。一筋でやってないと本物感が出ないって僕自身も思ってたんですけど、「表現」というくくりの中で歌や芝居という垣根のない海外の感覚に触れたときに、自分で自分の幅を狭める必要はないのかもしれないと思って。そんな話をHIROさんにしたら今回のお話しをして下さいました。

——————今後もいろんなお芝居に挑戦していきたいですか?

今市:そうですね。しかも今回はHIROさんや松永監督が「素の今市を撮りたい」と言ってくださったこともあり、素の自分をカメラの前で出すのが課題になった演技の経験だったので、次はがっつり「役」を演じるお芝居をしてみたいかな。監督も「今度は長編撮りたいね」と言ってくれたので、いろいろな想像が膨らんで今から楽しみです!

→後編はコチラから!

 

■リリース情報

『RILY』

2019年10月30日Release
CD +DVD¥1,980
CD¥1,320

[収録内容]

CD
・RILY
・Church by the sea
・夜明け前
・これが運命なら
・RILY(Instrumental)
・Church by the sea(Instrumental)
・夜明け前(Instrumental)
・これが運命なら(Instrumental)

DVD
・RILY(Music Video)

 

撮影/竹内洋平 ヘア/宇津木剛(PARKS) メイク/船引美智子 取材・文/池野もも